毎年1回受ける健康診断で労働安全衛生規則に準拠し、がん、腎臓、糖尿病、肝臓、膵臓などの検査が含まれています。若年層の方にも、40歳以上の方にもお勧めのコースです。
(1)問診
(2)血圧測定
(3)身長・体重・腹囲測定
(4)視力・聴力検査
(5)胸部X線検査
(6)貧血検査
(血色素量及び赤血球数)
(7)肝機能検査
(GOT、GPT、γ-GTP)
(8)脂質検査
(LDL/HDLコレステロール、中性脂肪)
(9)血糖(糖尿病)検査
(10)尿検査
(尿中の糖及び蛋白の有無)
(11)心電図検査
(12)大腸がん検診(検便)
(13)腹部超音波(エコー)検査
(14)末梢血液一般検査
(15)腫瘍マーカー
(16)炎症反応検査
(17)腎臓機能
(18)糖尿病関連検査
(19)肝機能検査
(20)膵(すい)臓機能
(21)電解質
受診当日
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検便は予約日を含む3日以内に実施し、健診当日に検便キットをご持参ください。
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当日は検査の4時間前からお食事を抜いて下さい。水分は水をお摂りください。
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診察券または保険証をご持参ください。
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受付後、尿検査からスタートします。
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以下のクレジットカードのご利用も可能です。
検査詳細(12〜21について)
▶︎大腸がん検診(検便)
2回分の便の潜血反応を調べます。陽性の場合には、保険診療で大腸内視鏡による精密検査が受けられます。
▶︎腹部超音波(エコー)検査
肝臓や腎臓、すい臓、胆のうなどの臓器や血管の異常を調べることができます。 その他に腹部大動脈瘤や腹水、胸水、リンパ節腫大などがわかります。
以下のような病気を診断できます。
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肝臓…肝細胞癌などの肝腫瘍、肝血管腫、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、肝嚢胞、肝血管異常
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胆のう…胆石、胆のうポリープ、胆のう炎、胆のう癌、胆管拡張、胆管気腫、胆管腫瘍など
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膵(すい)臓…膵嚢胞、膵癌などの膵腫瘍、膵炎、膵管拡張、膵石
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腎臓…腎萎縮、腎孟拡張、腎血管筋脂肪種、腎結石、腎腫瘍
▶︎末梢血液一般検査
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赤血球数(RBC)
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白血球数(WBC)、白血球分画(血液像)
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血小板数(Plt)
3つの血液細胞成分の数(/μL)を測定する血球数検査です。赤血球系測定では貧血・多血症の有無とその程度、血小板系では出血・血栓症の主たる原因となる血小板数の異常、白血球数の異常からは炎症・腫瘍の存在や薬物の影響を知ることができます。
▶︎腫瘍マーカー
腫瘍マーカーとは、癌細胞または癌に対するからだの反応によって作られ、血液や尿、組織などで増加している物質のことです。
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CEA
高値の場合、胃がん、大腸がん、膵(すい)臓がん、胆道がんなどの消化器系のがん、肺がん、乳がんなどが疑われます。
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CA19-9
高値の場合、膵(すい)臓癌や、胆管癌、胆嚢癌、胃癌、大腸癌などが疑われます。
▶︎炎症反応検査
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CRP
細菌・ウィルスによる感染やがんなどによって起きた組織の傷害、免疫反応などで、炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質のひとつです。
▶︎腎臓機能
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尿素窒素(BUN)
腎臓機能の指標です。脱水状態でも異常値を示します。
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クレアチニン(CRE)
腎臓機能の指標です。筋肉量も影響します。
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eGFR
腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示し、この値が低いほど腎臓の働きが悪いことになります。
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尿酸(UA)
痛風の原因となります。動脈硬化リスクの指標です。
▶︎糖尿病関連検査
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ヘモグロビンA1c(HbA1c)
直近1ヶ月間の血糖値を反映し、糖尿病の診断指標となります。
▶︎肝機能検査
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総蛋白
肝臓や腎臓の状態を反映します。
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アルブミン
全身の栄養状態の指標で、肝障害や排出に関わる腎障害の程度を反映します。
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総ビリルビン
肝臓や胆のう・胆道に異常があると、ビリルビンが血液中に増え、黄疸が現れます。
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LDH
高値の場合、肝臓、筋肉や肺、血液などの疾患が疑われます。
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ALP
肝臓、胆道、骨、腸などの臓器に障害があると血液中に漏れ出てくるため、値が上昇します。
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CPK
CPK(クレアチンフォスフォキナーゼ)は、筋肉の障害、心筋梗塞、甲状腺疾患、脳梗塞などを判断するうえで役立ちます。
▶︎膵(すい)臓機能
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アミラーゼ
膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素です。膵炎や膵臓がんなどで上昇します。
▶︎電解質
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ナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl)
血液中のイオン濃度を測定し、身体のバランス異常を調べます。