陳氏太極拳とは
現在、中国では楊式、呉式、武式、孫式などの太極拳が広くおこなわれているが、それらはいずれもその源を陳式太極拳に発している。創始年代は明の末期、約300年前のことである。
陳式の武技は、らせん状のひねり(纏絲勁)を加える動作を基本とし、腰を軸にして体全体を動かすから一ヵ所が動けば全身が動くという具合である。この法則に従えば、気は丹田に発して経路をめぐり、全身を貫くのであるから、体中のどの部位であろうが、変化が自由自在となり、反応が早く、攻防ともに巧みとなる。
陳式太極拳は内気の運び方に重きをおいているため気の運び方をいったん身につけさえすれば、動作は水の流れのようによどむことなく、たとえ静止していても山のようにどっしりとした安定感を保つことができ、気が全身をめぐることによって健康を保ち、武術の力も発揮できるというわけである。 |